「太陽光発電」なる名称は知ってるけど、まだよく分からないあなたのために、まず基礎知識から。

耳 そもそも、太陽光発電とは何?

太陽電池によって太陽の光を電気に変えるシステムのこと。

屋根に取り付けたソーラーパネルが、日を受けて発電。ですので、お日様が沈むと発電しません。

現在、バッテリーにあたる蓄電装置はあるものの、まだまだ高価。
だから日中に発電された電気を夜使えるようにする「太陽光発電システム」は、まだ一般には普及されていません。
つまり、
家庭用太陽光発電装置だけでは、24時間自宅で消費する電力を完全に補えない…ということです。

★要チェック★ 残念ながら  (等しくない)
家庭用太陽光発電システム ≠ 完全自家発電

耳 でも、夜も電気を使うよね。どうするの?

簡単なことです。
今までのように電力会社から買うのです。

耳 え~っ! それじゃ、昼間、日が照っている間だけしか役に立たないの…?

はい、その通りです。

耳 それじゃあ、たくさんお金払って太陽光発電を購入しても、電力会社に電気代払い続けなければならないの?!

はい、その通りですが、ところがどっこい…があるのです。

耳 ところがどっこい…?!

そう、ところがどっこい…があるから、少しずつながら設置する方々が増えてきているのです。
購入、設置しても電気代払わなければならない太陽光発電でありながら、
「稼いでいる」方々もたくさんいることを知りましょう。

耳 「稼いでいる」…?! 教えてよ。その「ところがどっこい」…

一筋縄ではありません。
しっかりお勉強しなければなりません。
まずは、続きの記事をお読みください。

★要チェック★ 太陽光発電装置だけ購入しても割りに合わない。

稼ぐべし!

耳 ウウム………、稼ぐべし………?!

ではまず、最初に何を知るべきでしょうか?

耳 ………、やはり太陽光発電の値段かな?

…ですね。

一般に普及し始めている「家庭用太陽光発電システム」のお値段は、

○ 機器と設置工事費 およそ225万円

そして、
○ メーカー保証期間 (多くが)10年
○ 耐久年数 20年以上

※ 機器・設置工事費は初期費用。長期間の使用だから後々の定期検査やメンテナンス費用も別途必要。
※ およそ3~4kw(キロワット)が(一番多く望まれる)標準的発電力。
  上記225万円はこれを基にした金額。ただし、実際には225万円±100万円ぐらいの大差がある。

耳 ウウム………。思った以上に値が張るんだね。それに価格の開きが大き過ぎる。

ええ、そうですね。かなりのばらつきです。
そのばらつきは、稼げるか、稼げないかにも大きく影響するのですが、それは後の話にしましょう。

…で、それでも、たま~に…ではあっても、個人宅だろう屋根の上にもソーラー・パネルを見かけますね。

耳 よほどのお金持ち、資産家でしょうかね…。趣味の延長でしている方かな…

いいえ、あなたと同じです。
太陽光発電は高価…それはメーカーはもちろん日本国政府も分かっていることなのです。

1997年12月の京都議定書にて、地球温暖化の原因、温室効果ガスの一種である二酸化炭素[CO2]などについて、削減目標を達成することが定められました。
それを実現する一環として、CO2を発生させない太陽光発電の普及を国策としているのです。

太陽光発電により一層関心が湧いてきたら、次を読んでみましょう。

■ (続き) ⇒ 一週間太陽が出なかったら?